第四話




「blood-cut…を倒すとな?」
「…もう、人が傷つくの見たくないから」

…私の両親も、村のみんなをも亡くさせたblood-cut。
私の決意は固まった。

「そうか…。わかった。ならば先祖代々継がれる剣をださねば勝てない」
「その剣はどこに…?」

「その左手の腕輪に、穴があいてるだろう?」
「穴?」

よく見ると、穴が7つあいている。

「そこに、7つの宝玉をはめる。されば道は開かれる――と、伝えられている。
」
「その…その7つの宝玉は何処に…?」
「うむ…」

…7つの宝玉…。
7つの穴…

Dr.リトル先生は、おもむろに地図を取り出した。

「うむ、7つの宝玉には種類がある。『友』『愛』『夢』『知』『戦』『心』『
絆』…それらは別々の地にある。」

友、愛、夢、知、戦、心、絆…か。
7つの必要な…もの?

「友の宝玉はここから北にいった所にある"ディカバリー"にあるらしい。」
「ディカバリー…ね。他は?」

「他は…すまんが分からない…」
「そっか…」

…とりあえず、ディカバリーに向かって、そこで聞き込むしかないか…。

「じゃあ、買い出しいってきます」


私は研究所をでると、早速お店を回った。
お店で薬草などを買い、研究所に戻った。

「先生、私、旅に出ます。」
「ふむふむ…じゃあ、これを持っていきなさいな」

そういって、先生は私にネックレスをくれた。

「ネックレス?」
「…つけてなさい、いざという時守ってくれるよ」

私は先生に言われ、ネックレスをつけた。
……だけど、なんかいまいちおもい上にしつこい気がする…


左手には、運命を刻まれた。
右手には、奇跡をはめられた。


「じゃあ、ありがとうございました。いってきます!!」
「達者でなーっ」

そして今日から私は旅に出た。
向かうは北にある"ディカバリー"へ。

さぁ、いこう。
初めての旅へ、初めての道へ。