「blood-cut…を倒すとな?」 「…もう、人が傷つくの見たくないから」 …私の両親も、村のみんなをも亡くさせたblood-cut。 私の決意は固まった。 「そうか…。わかった。ならば先祖代々継がれる剣をださねば勝てない」 「その剣はどこに…?」 「その左手の腕輪に、穴があいてるだろう?」 「穴?」 よく見ると、穴が7つあいている。 「そこに、7つの宝玉をはめる。されば道は開かれる――と、伝えられている。 」 「その…その7つの宝玉は何処に…?」 「うむ…」 …7つの宝玉…。 7つの穴… Dr.リトル先生は、おもむろに地図を取り出した。 「うむ、7つの宝玉には種類がある。『友』『愛』『夢』『知』『戦』『心』『 絆』…それらは別々の地にある。」 友、愛、夢、知、戦、心、絆…か。 7つの必要な…もの? 「友の宝玉はここから北にいった所にある"ディカバリー"にあるらしい。」 「ディカバリー…ね。他は?」 「他は…すまんが分からない…」 「そっか…」 …とりあえず、ディカバリーに向かって、そこで聞き込むしかないか…。 「じゃあ、買い出しいってきます」 私は研究所をでると、早速お店を回った。 お店で薬草などを買い、研究所に戻った。 「先生、私、旅に出ます。」 「ふむふむ…じゃあ、これを持っていきなさいな」 そういって、先生は私にネックレスをくれた。 「ネックレス?」 「…つけてなさい、いざという時守ってくれるよ」 私は先生に言われ、ネックレスをつけた。 ……だけど、なんかいまいちおもい上にしつこい気がする… 左手には、運命を刻まれた。 右手には、奇跡をはめられた。 「じゃあ、ありがとうございました。いってきます!!」 「達者でなーっ」 そして今日から私は旅に出た。 向かうは北にある"ディカバリー"へ。 さぁ、いこう。 初めての旅へ、初めての道へ。